おいしい葡萄の旅 札幌ドーム vol.2

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しばらく間が空いてしまいましたが。
サボってたわけじゃありませんよ、熟成させてたわけですよ!
LIVE(あ、コンサートか)終わってからもサザン以外聴いてないからね。
今回わたしは、2日間行ったので、2回分書くつもり。
vol.1で友人Sの入院のことに触れたけど(というかそれしか書いてない)、わたしたちは本当にこの「おいしい葡萄の旅」だけを楽しみにここ数か月生きてきたわけだから、もう無理だと思った友人Sが「来れる」だけで、このtourはさらに特別感を増すわけで。
盛り上がっていくぞーーー!(おーー!)←心の声

 グッズ(タオルとTシャツとパンフな)を余裕で購入し、ご当地印もさして並ぶことなく押印後、入場。気になる席はというと、ファンクラブでとったにもかかわらず、まさかのスタンドだった。友人SにLINEしたところ、「ごめん!」って返ってきたけど、これがまたステージをまっすぐ見られる良席で、あとから考えると1日目はこれでほんと良かった。
Computer Childrenのようなレーザーが炸裂するような演出や、LIVE全体を見渡せるという意味では、スタンドがむしろ適していたから。まあ翌日2日目がアリーナだったので、言えることかもしれないけれどw

友人Sは開演直前に職場の人たちとともに松葉杖で登場するはずだったので、いつくるかいつくるかとスタンド席から松葉杖を探していたらば、なんと通路を挟んで友人Sの姿が!ひゃーーー!とばかりに駆け寄って友人Sの顔をみたら、友人Sも泣いてて「うわーん、来れてよかったあああ」って手を握り合って喜びを分かち合った。この喜びをどう表したらいいのか。これね、ほんと友人Sが来れなかったら、おいしい葡萄の旅は、ちょっとおいしい葡萄の旅ぐらいにグレードダウンしてたと思う。わたしの気分の問題でね。これで心置きなく桑田さんに会えると思った。あのとき本当にそう思ったんだよ。

18:00いよいよ開演。

「皆様本日はようこそお越しくださいました / 季節は巡り、希望の苗から『葡萄』へ、たわわに実ったその一粒一粒を共に味わう旅 / さあ出かけましょう」の文字がスクリーンに映し出され、アニメーションで葡萄の蔓がのび、実を結び、我れがSASがいよいよ登場!待ってた!このときを待ってた!なんかやばい。ノッケから泣けてきた。今日のわたしは涙腺がヒジョーに弱いのよ!

下準備はばっちりだったので、想定通り「Tarako」から始まった。
まさかこの曲をLIVEで聴けるとは思わなかったので、セットリストを知らずにいったコアなファンはびっくりしただろう。最近のSASしか知らない若者たちはポカーンな曲かもしれないけれど(全編英語だし)なんてゆーかそりゃーかっこよくて。

そんでもって「ミス・ブランニュー・デイ」。これはまさしくSASを不動のものにした曲。このイントロきくと、原坊ーーー!って叫びたくなるし、このイントロだけでもごはん3杯いける。わたしのなかのSAS熱がうおぉぉとあがる曲。だれ、このイントロ考えた人。天才。あなたほんと天才!

3曲目は「ロックンロール・スーパーマン
これはもしかすると今回のtourで、わたしのTOP3に入る泣き曲だったかも。こんないい曲だったんだなぁって思った。いつも聴いてる曲だけど、今回のいろんなこととリンクして、タオルで何度も目頭を押さえ、歌いながら泣くという芸も習得した。”甘い、弱い、何にもできない僕が、明日生きるための頑張るための合言葉~”とか、”そしてあなたがいて幸せと~言える娘に、巡りあ~う~”とか、でもやっぱり、”負けそうにな~ったら~おまじな~いはい~つも~I'm a Rock'n Roll Superman"のとこかなぁ。どの曲もそうだけど、そのときそのときの状況とリンクして胸を打たれることがある。今回はまさにコレだったかもしれない。

  

そのあとからは『葡萄』からの曲だった。
「青春番外地」「イヤなことだらけの世の中で」「バラ色の人生」「Missing Persons」と続く。「Missing Persons」はかの国の拉致事件のことを歌った歌だけれど、すごいな、こういうことも曲にしちゃうんだなと思った。バックに流れる海の映像が、なんとも想像力を掻きたてる。堂々とこういうことを発信する力。はっきりと”Megumi Comeback home to me"って言ってるし。この曲はLIVE映えする曲だったな。

「平和の鐘が鳴る」は”悲しみの青空”という歌詞が心に残る。「蛍」にも”青空は悲しい空”っていう歌詞があるけど、確かに青すぎる空が悲しく感じることあるよね。最後の「貴女(YOU)」ってところが、本当にわたしたちに語りかけてくれているような錯覚に陥った。大事に大事に心をこめて歌ってるのが伝播する。CDで聴くより数倍よかったよ。その次は「彼氏になりたくて」だった。還暦間近の桑田さんが、なんともかわいらしく♪彼氏にな~りたくて~って歌ってる姿はなんともほほえましかった。

で次にきたのが「はっぴいえんど
初めて聴いたときは涙が止まらなかった。泣きながら会社に行った。
メンバーへの思いや、原坊への気持ちがつまり、そして溢れてる。
たぶん桑田さんはいつも言えないことを曲にしたんだろうなと思う。
特に2番、”言葉よりそばに居て欲しい~眠れないボクの手を握りしめて~病むときも笑顔みせてくれ~僕よりも長く~生きるキミよ~”(打ってても泣けてきた)ってとこは泣かずにいられない。もう長生きしてよ、桑田さん。LIVEは見たいし、会いたいけどさ、3時間半歌いっぱなしでさ、あなたの体力が心配だもの。そんな弱気なこと言わないでさ、わたしより長生きしてほしいです。ほんとにほんとにそう思います。

瞳うるうるさせたままできたのが「天井桟敷の怪人」
これはダンサーたちが出てきて楽しかったなあ。桑田さんも楽しそうに歌ってたし、「魅せる」ショー構成になってた。そうそう、その構成は次の曲に繋がるわけで。出てきたのはゆうこりん!なんと原坊が!踊った!「ワイングラスに消えた恋」はこれぞ昭和歌謡!的なメロディラインで、振り付けもあなた金井克子みたいだったわよ!(古)この流れよかったなあ。後ろで桑田さんが指揮棒振ってて、ほんと微笑ましすぎてわたしもシアワセだった。キーボード弾きながら歌う原坊のイメージだったのに。スタンドからみてて、この曲が終わったときの盛り上がりが凄かった!この演出は大当たりだったんだな。ステキだった~。
『葡萄』のなかで唯一葡萄つながりの曲と言われてああなるほどと思った。


って書いてたら、すげーながくなってる。
これ終わらないからここでいったんやめる~。あはは、どんだけ長いのw
曲的に1/3しか書いてない。まあ、仕方ない。

次回もお付き合いください。---つづく。