おいしい葡萄の旅 札幌ドーム vol.3

…思いのほか長くなってしまったけれども、仕方ありません。
だって36曲もあるのだもの。すごいよなぁ。
カラオケであなた36曲フルで歌える?声もがらがらになりますよ。
ほんとすごい体力。相当鍛えてるよねぇ、ストイックに。

さてと本題に入りますよ。
次は懐かしのコーナー。KAMAKURAからの選曲が多かった。
KAMAKURAといえば、苦労して買ったわけですよね。部活でバイトなんてしてるヒマのない高校生のわたしに2枚組アルバムなんて買えるわけもなく、これは親と取引ですよ。なんらかの交換条件(これは成績しかないけども)をClearできたらカンパをお願いするというもので、見事発売日にGETできたはず。あまりの素晴らしい仕上がりに震えた遠い記憶…。わたしYDK(やればできる子)なのよ。普段やらないだけなのよ。

 「よどみ萎え、枯れて舞え」
懐かしすぎる~!わたしたぶん桑田さんの高いキーから入る曲が好きなのかな。この曲も、”不思議な友情もなんの愛情もケ・セラ・セラ~”って始まったとき、ぞくぞくぞく!っとしたもんね。久しく聴いていないはずなのに、”YOU&ME"のあとは、手拍子パンパンできてたし、やっぱりこの頃の曲は身体にしみついてるんだな~。人気者で行こうはとても好きなalbumのひとつ。

次にきたのが「顔」→「HAPPY BIRTHDAY」→「死体置き場でロマンスを」→「Computer Children」っていうたまらない「KAMAKURA」からのラインナップ!「顔」で掴んで「HAPPY BIRTHDAY」できらきらの気持ちにさせといてからの、T-BONE!T-BONE!思わず拳も上がるっちゅーの!ボルテージが早くも最高潮並みにあがってきたところに「Computer Children」だもんなー、なー!なんでしょうか、これ本当に30年前の曲なんでしょーか!
しかもLIVEでできる曲なんでしょーか!って思ったら本当に本当にやってのけたし、トランペットの音だけの一瞬の静寂、あれなんなん!かっこよすぎるでしょ!Greenのレーザーが会場を切り裂いて、それを上から見下ろすあの快感は、負け惜しみじゃなくスタンドで良かった!と思ったよ。とにかくこのKAMAKURAしばりの構成は、多感な時期をSASを聴いて過ごした我々にとってはたまらなかった。「Computer Children」はこれから毎回LIVEでやって欲しいぐらい好きだ。なんちゅー幅の広さなんだろうと本気と書いてマジでそう思う。

と思ったら、いきなりの「栞のテーマ
これは初期の頃の代表曲というか、当時「しおり」という名前の子の親はSAS好きであるという隠れた社会現象があるらしいがw、これはもう名曲中の名曲。アルバムはフェイドアウトで終わるので、LIVEだとオリジナルと違う終わりかただから少しばかりの違和感を感じるのは仕方ないよねw

それから「あなただけを~Summer Heratbreak~」→「真夏の果実」と新しめの曲。(といっても全然新しくないんだけど/苦笑)「真夏の果実」はほんと思い出渦巻く曲なので、否応なしに心をかき乱されるんだけど、イントロからもうあの頃にタイムマシーンで、他の曲はどちらかというと一緒に歌ってるわたしが、この曲だけは「聴き入る」モードに転換。”四六時中も好き~と言って~”で最初のうるうるがきて、”こんな夜~は涙みせずにまた会えると言ってほしい~”で、だーーーー(T-T)っとなる。毎回同じパターン。わたしにとっても桑田さんにとっても、たぶん他のファンのみなさんにとっても大切な曲だよね。いつ聴いても胸がきゅううってなる。

このあたりでMCが入って、次のラインナップはネットで必要ないという人がいたらしいけど、とんでもねーぞ!このあたりがたまらないんですよ。「おいしいね~傑作物語」→「Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)」→「(The Retern of)01MESSENGER~電子狂の詩」→「ブリブリボーダーライン」は、たぶん知らない人もいる曲だと思うけど、「おいしいね~傑作物語」などはLIVEでもなかなか聴けないだろうし、アルバムだって限定モノにしか入ってないし、感涙ものだよ。歌詞をあらためてモニターでみて「業界不惑」を「業界FUCK」と発音するあたり、さすが桑田さんだよなぁ(意味深)「Soul Bomber」はこれかっこよかったなぁ!今回セットリストみて、あれどんな曲だったっけって思ったわたしを呪う。改めて聴いてみたらこれすごいかっこいいじゃないの!実は今回のLIVEで密かに楽しみにしてた1曲でもあった。あれよね、LIVE映えするんだよね。はー、もう一度聴きたい。
あと「01MESSENGER」も改めて聴くと実にSASらしくびっくりしたんだけど、その次の「ブリブリボーダーライン」にわたし脳天がつーん、目きらっきらになった!実はこの曲それほど好きではなかったんだけど、今回聴いたらすごくよかったんだよ!!!”っぶりぶりぶりぼーだーらいん~”で腕ふりふりしちゃうところかもうすごい楽しくて、2日目これ聴くのを楽しみに行ったほど。「世に万葉の花が咲くなり」とかちょうど少し離れてた時期で(アルバムは買ってたよ)、ちょっとナナメに見てたのかもしれない。昔と違う、昔の方がいいっていうような。なんだなんだなんだよ、全曲LIVEで聴かせてくれよ、捨て曲ないじゃないか!

はあ…。
また少し書きすぎた。しかもまだ終わってない。
続きはまた次に書こう。---つづく。